こんにちは。かなこ(@5g_kanako)です。
私には4人の子供がいるのですが、今日から4回連続で出産エピソードをお送りします!
第1回目は「第一子・長男の出産」です。
初産は進行が遅いと聞いていたのですが、私の場合、一番短時間で出産したのがこの「初産」でした。
あっという間に進行していく初めての出産は、もちろん痛みとの戦いです。

不規則にやってくる小さな痛み。これは陣痛?
予定日5日前の朝のこと。
当時、私は出産のために里帰りをしておりました。
朝一番。

上から見た形が、なんとなく違う気がする…
なんて感じましたが、基本的に「ま、いっかー」と考える私。
いつも通りの生活をしていました。
【朝食後9時頃】
やっぱりお腹がなんかヘン。
そうか!!お腹が張るってこんなかんじか〜!なんて感心していると、軽く痛むくらいの張りを感じるようになってきました。

時計とにらめっこしてみたものの、痛みの間隔は不規則なまま。
けれど、痛みはじめたのに間違いはない!!

と、ワクワクしてきた私。
いてもたってもいられず、入院の荷物の確認をしたり、お風呂に入ったり、ドタバタと動き回っておりました。
そしたらね、ついに強い痛みを感じるようになってきたのです。
痛みが急に進行!はやく病院に連れて行って!!
【11時15分頃】
時間は不規則なのですが、痛みが強まっていくのを実感した私。
まずは主人に連絡をいれました。
それから出産予定の病院へTEL。

不規則だから、まだダメって言われるんじゃないかと不安だったけど、電話してよかった!
実はすでにこの頃、我慢できないくらいの痛みになっていたんです。
ところが…
なんとここで、思わぬ敵が出現!!!

いやいや、お母さん。
病院も来ていいって言ってくれてるんですよ!!!!
【11時30分】
押し問答があったものの、なんとか母を説得して病院に連れて行ってもらえることに。
この頃にはもうお腹はずーーーーっと痛むように。

そしたらなんと、このタイミングで父親が帰宅。
その父にうちの母親が放った言葉がこちら。


とにかく病院連れて行って!!!!!
遠い遠い産婦人科病棟
この時ほど、父に感謝したことはありません。
父がまともでよかった…本当によかった。
父の冷静な判断で(当たり前な気がするけれど)やっと私は病院に連れて行ってもらえることになったのです。
病院に向かう車の中でもとにかくお腹が痛い。
休む暇なんかないくらい、ずーーーーっと痛むんです。
どんな体勢をとってもとにかく痛い。
どうしようもないので、車の中では横になっていました。
そしてやっと、念願の病院に到着。
ところが、ここでまた新たな敵が出現!

もちろんわかっていましたよ!
自力で歩いて病棟に行くことくらい!!!
が。
しかし。

本当にね。
『必死』とはこういうことを言うんですね。
かなこ、この時点ですでに人生で一番の『必死』です。
震えが止まらない
やっとの思いで産婦人科病棟に到着。
すぐに内診することに。
すると…


病棟到着後早々に分娩台に移動することになりました。
だけど、仰向けになるなんて、とてもじゃない!無理!!

ひっひっふーーできる?
ひっひっふーーーー…
助産師さん、神に見えます。
テキパキと準備を進めながらずっと一緒に「ひっひっふー」してくれました。

必死になって「ひっひっふー」し続けた私。
とても褒め上手な助産師さんで、「呼吸とっても上手!何かスポーツしてた?」なんて話しかけてくれるのですが、痛くて痛くて…
ガタガタ身体が震えるようになってきて、怖くて怖くて…
けれど、呼吸がうまくできたせいでしょうか?
「お腹が痛むとき」と「そうじゃないとき」と、はっきり別れるようになってきました。
そんなこんなしていたら、ドクター登場。
いよいよ出産のときです。
Happy Birthday!
それから出産まで、とてもスムーズに進みました。
【午後1時27分】
無事、男の子を出産
分娩所要時間1時間27分
超安産でした。
今思えば、この時お世話になった助産師さんはお産の誘導がとっても上手でした。
いきみたい!と思っても、「息吐いて!まだいきまない。我慢!!」と明確に伝えてくれ、「全開になったから、次からいきんでいいよ」と、これまたはっきりとわかりやすく伝えてくれました。
その後3人の助産師さんのもとで出産を経験しましたが、この助産師さんがNo.1。
断トツの1位です。

その後
生まれたばかりの長男を胸に抱かせてもらったときの衝撃は、今でも忘れられません。
「感動」とは違う、なんという感情でしょうか…
『安堵』
この言葉がぴったりな気がします。
出産を終え、病室に歩いて行った私。(即歩かされる…)
病室では母が待っていてくれました。

後で知った話ですが、母は初産の時、なかなか出産が進まなくて一度家に帰されたんですって。
その後また病院に行った時も、後から来た妊婦さんに先を越され、恥ずかしかったそうなんです。
なーんだ。はやく言ってくれれば良かったのに。
24年前、母もこうして私を産んでくれたんだと思うと、責める気になんかならないよ。
その頃
うちの夫。

かんちゃん、早すぎっ!!
立ち会い出産は夢のまた夢でした。
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